新人類からミレニアル、Z世代まで|それぞれの世代の特徴は?

世代 特徴
ぽんず

世代の特徴がわかればたくさんの人と繋がれる気がする!

まーる

世代ごとに価値観が違うから、SNSの運用などアプローチの方法も変わってくるよね〜

今やあらゆる世代の方がSNSを利用しており、発信する内容やターゲットへのアプローチは世代ごとに大きく違います。ターゲットごとにどんなアプローチをすべきか、消費行動や特徴などを世代ごとにまとめました。

この記事でわかること

世代の特徴がわかることでアプローチ方法を模索できる

ターゲット分析などマーケティングに活用できる

ビジネスに活用して戦略的に企画を立てられる

https://twitter.com/MaruMaruTV1/status/1424128381528907776

ツイッターでもたくさんの人からの反応がありました。やはりどの世代も自身の世代と他の世代の情報は欲しくなるものなんですね。

ぽんず

古い世代から最新の世代まで全部知りたい!

あなたはどの世代?世代の名称一覧

マーケティングで押さえるべき世代の特徴。皆さんはどの世代に当てはまるでしょうか?

世代の名称は、その時代の流行や世相など作家や評論家の方の言葉が浸透して名付けられることが多いようです。世代の区切りや名称についての定義は様々ではありますが、ここではまーる目線の切り口で記事にまとめます。

新人類世代の特徴/1960年頃~1964年頃

従来とは異なる感性や価値観、行動規範を持っている世代

現在の年齢:61歳~57歳前後の方(2021年現在)

新人類とは、日本の経済学者栗本慎一郎氏が作り出した造語で1980年代に用いられた言葉。

従来とは異なった感性や価値観、行動規範を持っているとし、否定的にも肯定的にも世代の括りとして扱った言葉。1984年に筑紫哲也が若者と対談を行う企画「新人類の旗手たち」で新人類という用語が認知されるようになった。

特徴

■全盛であったテレビやマンガに強く影響を受けたオタク第一世代

■楽しい・面白いなど軽いノリが大好き

■プライベートを重視している

■会社に対する信頼感も強く愛社精神も持ち合わせている

■縦社会にも順応しており日本企業においてはよく適応している世代

楽しいことや遊びにもセンスを求める傾向があり、楽しさと遊びココロのある商品・サービスにマインドがヒット。バブル経済のピーク時に中堅サラリーマンとして働いていたため、収入にも恵まれていたことから派手な消費については罪悪感が低く、ブランド好きなことから高級品や上質な商品・さらにはきめ細やかなサービスに反応を示すことが高い世代。

消費行動に関わる価値観

■商品のサービスに楽しさや遊びココロを軸におく

■個性的な商品・サービスの打ち出し

■品質の高い商品であることを示すとマインドにヒット

あなたが18歳だった頃の当時はこんな時代 Playback 1978〜1982

●ディスコブーム(第一次ディスコブームは1975年ころ)

●原宿に竹の子族登場(1980年代)

●愛は地球を救う放送開始(1978年)

●全国規模のホワイトデー広まる

●ソニー世界初のCDプレーヤー(1982年)

●インベーダーゲーム(1978年)

●マルちゃん赤いきつね(1978年)

●ハウスとんがりコーン(1978年)

●ピンクレディ「UFO」(リリースは1977年)

●矢沢永吉「時間よ止まれ」(1978年)

●ルパン三世 カリオストロの城(1979年)

●3年B組金八先生 第2シリーズ(1980年)

●ペチコート人気

●タンクトップ大流行

●シミチョロ・ルック

●ハーレム・パンツ(MCハマー)

バブル世代/1965年頃~1969年頃

日本の超好景気を体感したトレンディドラマの代表世代

現在の年齢:56歳~52歳前後の方(2021年現在)

バブル世代は、日本でバブル景気の時期に就職した世代を表す世代であり、企業の大量一括採用で多くの大卒者が大手企業に就職できた時代。

今では考えられない暮らしっぷりで、1万円札を振りかざしタクシーを捕まえるシーンはバブル時代の象徴ともいえる。ワンレンボディコン、平野ノラはこの時代をアイコンとしている。

特徴

■ブランド志向や恋愛志向が強い

■自分をより良く見せることにお金をかける傾向

■コミュ力高めでフットワークが軽いリア充的傾向

■男らしさや女らしさを大切にし、男性はひたすら女性に仕える

■人と違うことがカッコいいという価値観

ブランド志向や恋愛志向が強いのもバブル時代の象徴。

コミュニケーション能力が高く、フットワークも軽い。バブル絶頂と崩壊両方の経験から人生の儚さを痛感しているため、いつまでも若々しく人生を楽しみたい思いが強い世代。

消費行動に関わる価値観

■ブランド品は良いものという価値観が強い

高品質高価格でこだわりのモノを選ぶ

外見的な「自分磨き」はマインドにヒットする傾向

■貯蓄よりも消費志向。良いと思えば予算オーバーでも購入

18歳だった頃の当時はこんな時代 1983〜1987

●ディズニーランド開園(1983年)

●任天堂ファミリーコンピューターが発売(1983年)

●大鳴門橋が開通(1985年)

●ショルダーフォン発売(1985年)

●カロリーメイト(1983年)

●キン肉マン消しゴム(1983年)

●コアラのマーチ(1984年)

●ビックリマンチョコ大ブーム(発売は1977年)

●安全地帯「ワインレッドの心」(1983年)

●杏里「キャッチアイ」(1983年)

●ジャッキー・チェン「プロジェクトA」(1983年)

●穂積隆信「積木くずし」(1982年)

●ペアルックブーム

●テクノカット流行

●眉を太く描くメイク流行

●バルーンスカート

団塊Jr世代/1970年頃~1974年頃

バブル崩壊・就職難を経験。「コスパ」「時短」「効率」が合言葉?

現在の年齢:51歳~47歳前後の方(2021年現在)

第二次ベビーブームに生まれた世代。

小学校時代は管理教育が強まり、いじめや不登校が社会問題となった時代。この世代の多くは進学率が高く受験が盛んだった。のちに氷河期世代とも扱われる…。国内の企業はバブル崩壊の後始末や悪影響に終われ、新しい人材を育成する余裕もなかったため採用に消極的な会社が多い時代。

そんな時代を生きたからこそ、コスパや効率を重視する傾向が強い世代。

特徴

■情報収集はテレビ・雑誌+インターネット

■インターネットなどIT環境が整い始めた世代/デジタルイミグラント

■適応能力が高く積極性も兼ね備えている

■質の高さや自身のモチベーションを大切にする一方で、効率的であることを重要視

■短時間でどれだけ楽しめるかを考えがち

情報収集はテレビ・雑誌に加え新たにインターネットが主流。情報が入手しやすい環境になり新しい物事を取り入れやすい時代を生きている。自己投資のためのスキルアップも積極的で、ブランド品より機能的な商品・サービスを選ぶ傾向が強い。

消費行動に関わる価値観

■新しい物事を取り入れる傾向が強くスキルアップの意識も高い

■学ぶことや自己投資を積極的に行う

ブランドや価格より商品選びはコスパと効率性重視

■活用イメージを明確に、ベネフィットを示すと購入のきっかけに

18歳だった頃の当時はこんな時代 1988〜1992

●東京ドーム完成(1988年)

●ソウル五輪開催(1988年)

●任天堂が「ゲームボーイ」発売(1989年)

●SMAPがCDデビュー(1991年)

●ドラゴンクエストIII そして伝説へ発売(1988年)

●フラワーロック(タカラトミー)(1988年)

●カルピス・ウォーター(1991年)

●日清ラ王(日清食品)(1992年)

●光GENJI「パラダイス銀河」(1988年)

●一杯のかけそば(1989年)

●魔女の宅急便(1989年)

●TUGUMI(吉本ばなな)(1989年)

●ダウンジャケット

●アニエスb 大ブーム

●ロングフレアスカート

●アディダススタイル

ポスト団塊Jr世代/1975年頃~1981年頃

やりたいことが多く、スキルを磨くための意識が高い世代

現在の年齢:45歳~39歳前後の方(2021年現在)

この世代では何と言ってもインターネットが普及した時期に社会人となったこと。高校時代からネットや携帯電話に親しみ、女性はコギャル文化やオタク文化の一般化の中、青年期を過ごすなど青少年文化の担い手となった世代である。

特徴

■経済の右肩下がりの影響か、ほかの世代よりも冷めている

■両親が送ってきたような生活を送りたいと思っている

■SNSなど流行っているものは取り入れようと前向き

■人口が多い世代がゆえ競争を余儀なくされた時代背景から競争意識が高い

■やりたいことのためにスキルを磨く意識が高い

経済が右肩下がりの影響から財布の紐も固く、消費に関しては非常に堅実。購買意欲を刺激するのは難しい世代と言われている。経済格差が広がった世代で、消費行動もバラバラ。正社員からフリーター、ニートまであらゆる収入層に分かれている。そのためターゲットに合わせた価値提供が必要。

消費行動に関わる価値観

■コストに見合う価値を収入層に合わせて伝える

■古いものやレトロなものを好む

ストーリーやコンセプトを重視する傾向

■知識の吸収など自分への投資にお金をかける

18歳だった頃の当時はこんな時代 1995〜2001

●Windows95発売(1995年)

●携帯電話、PHS(1995年)

●電話番号11桁化(1999年)

●2000円札発行(1999年)

●たれぱんだ(1995年)

●たまごっち(1996年)

●iBOOK(Apple)(1999年)

●キリン生茶(2000年)

●ドリカム「LOVE LOVE LOVE」(1995年)

●ドラマ「ロングバケーション」(1996年)

●遊戯王(1996年)

●もののけ姫(1997年)

●コギャル現象

●ルーズソックス

●ローテクシューズ

●かかと高20cm厚底靴

ミレニアル世代/1983年頃~1995年頃

出世よりもプライベート重視。お金も時間も大切にするデジタルネイティブ

現在の年齢:38歳~26歳前後の方(2021年現在)

ミレニアル世代は、生まれた時にはすでにインターネットが普及していたデジタルネイティブ世代。スマホの普及率は80%近い時代を過ごしており、アプリやネットサービスが充実しコミュニケーションやショッピングなどライフスタイルをスマホで完結する傾向がある。そのため出不精な側面も。

特徴

幼い頃からデジタル機器を使いこなし情報リテラシーにも精通。デジタルの進化と共に成長

■プライバシーを重視する

■他人の価値観を受け入れやすく仲間との交流を大切にする

■個人での情報発信をしており、オンラインで過ごす時間が長い

■リスクはおいたくない。安全、安心、安定志向

■人の役に立ちたい、感謝されたいといった社会貢献欲が高い

インターネットを通じて世界中の多種多様な生き方を目の当たりにしているため、価値観を受け入れやすい。仲間との交流を大切にする傾向が強いためコミュニティ形成がマスト。モノよりコトの消費を選ぶ世代のため、旅行やボランティアへの参加など「体験」を軸とした商品・サービスの発信が消費につながる。

消費行動に関わる価値観

■無駄なモノを持たない暮らしに重きを置く傾向ミニマリズム

■欲しいものは、検索よりもSNS重視

■買い物はネットショップ中心。口コミやさまざまな評価を調べてから購入

■モノを持つ「モノの消費」より、体験し経験を得る「コトの消費」

■実用性の高いものを選ぶ傾向。生活や娯楽に必要なモノはルームシェアやカーシェアなど他人とモノを共有するシェアリングエコノミーを利用

所有しなくても使用権を得るサブスクリプションサービスを積極的に活用

※ミニマリズム…自分が心地よく居られる必要最小限の様式・手法

18歳だった頃の当時はこんな時代 2001〜2013

●札幌ドーム完成(2001年)

●多摩川のタマちゃんブーム(2002年)

●六本木ヒルズオープン(2003年)

●ヨンさまフィーバー(2004年)

●日立プラズマテレビがヒット(2001年)

●iPod(Apple)(2003年)

●ニンテンドーDS(2004年)

●キリンフリー(2009年)

●チーズはどこえ消えた?(2001年)

●千と千尋の神隠し(2003年)

●バカの壁(養老孟司)(2003年)

●ドラマJIN -仁-(2012年)

●ローライズジーンズ

●ボヘミアンルック

●ニーハイブーツ

●山ガールファッション

Z世代/1995年頃~2005年頃

出世よりもプライベート重視。お金も時間も大切にするデジタルネイティブ

現在の年齢:26歳~16歳前後の方(2021年現在)

Z世代はミレニアル世代より、よりデジタルネイティブな世代。インターネットの世界が中心となりつつある、これからの世の中を支えていく存在ともいえます。生まれた時からIT技術が存在し、SNSをメインツールとして生活している人が少なくなく、VR、IoTを始め新しい技術もすぐに取り入れ使いこなせる世代であることはいうまでもありません。

特徴

■生まれた時からインターネットが普及しているデジタルネイティブ世代

■ネットリテラシーが高くプライバシーの取り扱いは慎重

■SNSではインスタやSnapchatを好む傾向があり、検索エンジンはインスタ中心

■情報を収集はインスタのハッシュタグを辿って「タグる」行動が主流

■衝動買いはせずコストパフォーマンス重視

■皆平等で個性は尊重される教育環境。自分らしく生きることに価値を見出す

商品購入のきっかけはインフルエンサーが主流となり、自身への情報収集はネットが生活ベースに。ミレニアル世代ほど偏りがなくリアルへの憧れも強いため、デジタルとリアルを掛け合わせた仕掛け・アイデアがこれからの消費行動につながる。

消費行動に関わる価値観

■買い物はネットショップ中心。口コミやさまざまな評価を調べてから購入

■検索エンジンはインスタグラム「タグる」に紐づいた仕掛けが必要

■実用的で使いやすいもの、コストパフォーマンスが高いものが選ばれる傾向

■リアル志向も強いためオンラインショッピングの利便性を重視

■一方で実店舗での直接的な体験も重きをおく傾向も。リアル×デジタルマーケティングの仕掛けがマインドにヒットするカギ

ちょっと前の当時はこんな時代 2013〜2021

●笑っていいとも!放送終了(2014年)

●ポケモンGO配信(2016年)

●イチローが現役引退(2019年)

●嵐が活動休止(2020年)

●妖怪ウォッチ(2015年)

●ベイブレードバースト(2015年)

●タピオカブーム(2017年〜)

●あつまれどうぶつの森(2020年)

●AKBブームとピコ太郎(2016年)

●DA PUMP「U.S.A.」(2018年)

●映画コードブルー(2018年)

●鬼滅の刃(2020年)

●ミモレ丈スカート

●スカンツ

●マシュマロパンプス

●ダッドスニーカー

まとめ

何かを伝える、相手に届ける際、的確にターゲットに訴求するためのターゲティングは重要です。様々な世代がいる中、SNSでの発信や、集客、販売、サービス提供など多くの方に届けるためにまずは世代の情報からまとめてみるのはどうでしょうか?

世代にアプローチするために情報をまとめたら、そのターゲットに届けるための企画の組み立て。難しいと感じがちな企画についてわかりやすく記事にまとめています。ぜひご覧ください。

企画力

また、次の世代に向けていま注目されているメタバースについても記事にまとめました。興味のある方はぜひご覧ください!